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インプラントの費用を、項目に分けて読む

総額だけを比べると混乱するようにできています。検査・埋入・骨移植・仮歯・補綴・保証に分けて、はじめて見積もりが読めるようになります。

総額の比較が失敗する理由

「インプラント1本でいくら」という総額は、歯科ごとに含む範囲が違います。補綴まで入れて言うところもあれば、埋入までしか言わないところもあります。数字は同じに見えても中身が違うので、総額どうしを比べると出発点からずれます。

比較は、見積もりを項目別に分けてほしいと頼むところから始まります。項目別の見積もりを嫌がらない歯科ほど、あとから追加費用の話が出ることも少ないものです。

六つの項目に分けてみる

①検査・診断(パノラマ、コーンビームCTの撮影)②埋入(フィクスチャー=人工の根)③骨移植(必要な場合のみ。範囲によって費用差が大きい)④仮歯 ⑤最終補綴(アバットメント+クラウン。材料で差が出る)⑥アフターケア・保証。

このうち見積もりの差を大きく開かせるのが骨移植と補綴の材料です。「骨移植が必要ならどの程度の範囲で、いくらですか」「クラウンの材料は何で、他の選択肢はありますか」と相談で聞いてみてください。

健康保険が適用される場合

満65歳以上なら、生涯2本までインプラントに健康保険が適用されます(自己負担30%。2026年時点の制度で、細かな基準は変わりうるため歯科や公団への確認が必要です)。部分無歯顎などの条件がつくので、該当するかを相談で確認してください。

保険の対象なのに案内がなければ、こちらから聞いてください。適用の有無で負担が大きく変わります。

FAQ

よくある質問

インプラントの価格が歯科ごとに大きく違うのはなぜですか。

含む範囲(補綴や骨移植を含むか)、フィクスチャーとクラウンの材料、診断装備や人員の構成がそれぞれ違うからです。項目別の見積もりに分ければ、差の理由が見えてきます。

骨移植の費用を先に教えてくれないのはなぜですか。

骨移植が必要か、必要ならどの範囲までかは、コーンビームCTで診断してみないと決まらないからです。ただ「必要ならどの範囲でいくらぐらいか」は事前に聞くことができます。

安いフィクスチャーと高いフィクスチャーに違いはありますか。

メーカーも表面処理の方式もさまざまで、価格も異なります。どのメーカーの製品を使うのか、選択肢があるのかは相談で確認できます。ブランド情報は公開資料にないので、歯科に直接尋ねる必要があります。

クラウンの材料は何が違いますか。

ジルコニア、金、メタルボンド(金属の上に陶材)などが使われ、強度と見た目、価格がそれぞれ違います。噛む力の大きい奥歯か、外から見える前歯かで勧められる材料が変わることもあります。

仮歯は必ず必要ですか。

位置と状態によります。前歯のように外から見える場所では必要になることが多いです。費用が別か含まれるかを見積もりで確認してください。

満65歳の健康保険はどう受けますか。

部分無歯顎などの条件を満たせば、生涯2本まで自己負担30%で適用されます。登録の手続きは歯科が行います。細かな条件は変わりうるので、相談と公団への確認をあわせて行ってください。

治療中に追加費用が生じるのはどんなときですか。

骨移植の範囲の拡大、上顎洞挙上術の追加、仮歯の追加製作が代表的です。契約前に「追加費用が生じうる状況」を一覧で尋ね、書面で受け取っておくと後で揉めにくくなります。

分割払いはふつうどうしますか。

段階別(埋入時・補綴時)の支払いが一般的です。歯科によってはカードの分割や独自の分納を用意しています。中断した場合の返金基準もあわせて確認しておいてください。

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