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骨移植はなぜ必要で、何を確認すべきか

骨が足りなければインプラントを支えられません。必要かどうかを判断する根拠と、費用面で確認すべき点をまとめました。

インプラントは骨に埋める治療です

インプラントのフィクスチャーは歯ぐきではなく、歯槽骨に埋めます。壁にねじを打つところを想像してみてください。壁が薄かったり崩れていたりすれば、ねじは持ちません。骨も同じです。

歯を失った場所は、時間とともに骨が少しずつ吸収されていきます。歯周病で抜歯した場合は、すでにかなり下がっていることもあります。抜いたまま長く放っておいた場所ほど、骨移植が必要になる可能性は高くなります。

要否を決めるのはコーンビームCTです

骨移植が必要か、必要ならどの範囲かは、見ただけでは分かりません。コーンビームCTで骨の厚み・高さ・密度を立体で確認してはじめて判断が立ちます。撮影もせずに骨移植の要否を断定する相談なら、その根拠を尋ねてください。

上の奥歯の位置は上顎洞(鼻の横の空洞)に近い場所です。骨の高さが足りない場合は、上顎洞挙上術という別の手順が加わることがあります。費用も期間もその分増えるので、あらかじめ確認しておいてください。

費用で確認すること

骨移植の費用は、移植の範囲と材料によって変わります。見積もりに「骨移植込み」とだけ書かれているなら、どこまでが込みなのかを確認してください。少量の移植までなのか、広範囲の移植と上顎洞挙上術までなのかで話が変わります。

治療の途中で範囲が広がった場合、追加費用をどんな基準で計算するのかも、契約前に書面で受け取っておくほうが安全です。

FAQ

よくある質問

骨移植は必ずしなければいけませんか。

いいえ。骨が十分にあれば必要ありません。要否はコーンビームCTで骨の厚みと高さを確認してから決まるので、診断の根拠を画面で見せてほしいと頼んでも構いません。

骨移植の材料には何を使いますか。

自家骨(自分の骨)、同種骨、異種骨、人工骨などを使います。材料ごとに性質と費用が違うので、どの材料をなぜ勧めるのかを相談で聞いてください。

骨移植をすると期間はどれくらい延びますか。

範囲によりますが、治癒に数か月が加わることがあります。埋入と同時に少量だけ移植する場合は、期間の差が小さいこともあります。ご自身のケースの予定は書面で受け取っておいてください。

上顎洞挙上術とは何ですか。

上の奥歯の位置で骨の高さが足りないとき、上顎洞の膜を持ち上げてできた空間に骨の材料を詰める手順です。通常の骨移植より難度が高く費用もかかるので、見積もりでは別項目として確認してください。

骨移植が失敗することもありますか。

移植した材料が十分に定着しないことはあります。喫煙や糖尿病の管理状態が影響するので、危険因子と失敗した場合の対応、そして再移植の費用まで事前に確認しておくとよいでしょう。

抜歯してすぐインプラントを埋めれば骨移植を避けられますか。

抜歯直後の埋入(即時埋入)が可能な条件なら、骨の吸収を抑えられます。ただし炎症の状態などの条件が合う必要があるので、抜歯の前にインプラントの計画まで相談しておくほうが有利です。

骨移植のあと気をつけることは何ですか。

初期は移植した部位に力がかからないようにし、歯科の案内どおりに食事・歯みがき・禁煙を守るのが基本です。腫れや痛みが長引くようなら、予約日の前でも連絡してください。

骨移植の費用が歯科ごとに違うのはなぜですか。

移植の範囲、材料の種類、上顎洞挙上術を含むかどうかがそれぞれ違うからです。「骨移植はいくら」ではなく「どの範囲・どの材料での金額か」と尋ねて、はじめて比較になります。

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